診療時間 月~日・祝9:00~13:30 / 15:00~20:00
生涯を通じて美味しく食事し、楽しく会話するためにも健康な歯は欠かせません。
そのために重要なのは、お口の中の環境を良好に保つことです。
一般歯科とは、虫歯や歯周病の治療をはじめ、それらに侵された歯の修復(補綴治療)を主として取り扱う診療分野を意味します。
こちらでは一般歯科でもっとも多く扱われる『虫歯治療』についてご説明します。
虫歯とは、簡単に言うと『お口の中の酸によって歯が溶かされる病気』です。
口腔内の虫歯菌(ミュータンス菌)は、食事を摂る際にお口に入ってくる糖分によって活性化され、歯垢(プラーク)を生み出します。
そしてこの歯垢が酸をつくるようになり、歯を溶かすのです。
通常、虫歯は程度によってC0~C4の段階に分類されます。
C0(脱灰):この段階の虫歯に痛みはなく、自覚症状もありません。 ・治療法:適切なブラッシングと予防処置により、再石灰化して治すことができます。 |
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C1(エナメル質の虫歯):歯の表面(エナメル質)の虫歯です。痛みは少ないものの、放置すると虫歯が悪化してしまう状態です。 ・治療法:エナメル質を一層削り、CR(コンポジットレジン)というプラスチック系の材料を詰めて治療します。 |
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C2(象牙質の虫歯):歯の内部(象牙質)の虫歯です。冷たいものや甘いものを口にした時にしみる・痛むといった症状が現れます。 ・治療法:通常は虫歯の部分を削ってから部分的な詰め物(インレー)で保護する治療を行います。 |
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C3(神経まで進行した虫歯):虫歯が神経まで到達すると、激しい痛みが生じます。 ・治療法:虫歯に侵された神経を取り除き、全体的な被せ物(クラウン)を装着します。 |
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C4(歯の根まで進行した虫歯):歯の根まで虫歯が進行すると、化膿して膿が溜まります。 ・治療法:抜歯が必要となる場合があります。その後、入れ歯やインプラントなどの治療法を用いて歯の機能を回復します。 |
虫歯菌が歯の中の神経まで到達すると、抜歯が必要となるケースもありますが、根管治療によって歯を残せる可能性も残っています。
根管とは、歯の中の神経や血管が通っている管(くだ)のこと。
虫歯がこの根管に達して歯が機能しなくなると、抜歯せざるを得なくなる場合があります。
この抜歯を回避するため、虫歯に汚染された神経などを除去し、内部を洗浄・消毒して薬剤を詰める処置を『根管治療』と呼びます。
当院での根管治療について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
糖分を含む食べ物やジュース、スポーツ飲料などを口にする機会の多い方は、それだけお口の中の虫歯菌を活発化させる時間も長くなります。
通常、お口の中はほぼ中性に保たれていますが、甘いものを食べた後は酸性に傾きます。
その後、30~40分ほどで元の中性に戻るのですが、だらだらと間隔を開けずに糖分を摂っていると、口内の酸性状態が長く続きます。
これを避けるため、「デザートを食事の直後に食べる」「間食は時間を空けて摂る」といった対策を取ると、虫歯予防に効果的です。
虫歯予防でまず大切なのが歯磨きです。
しかし、通常の歯磨きだけでは、残念ながら完全に歯垢を取り除くことはできません。
ご自分でしっかりと予防していくためにも、以下のようなアイテムを用いることをオススメします。
デンタルフロス・・・糸状の歯間ブラシ
歯間ブラシ
フッ化物の利用
ご自宅でのケア(ホームケア)だけでは完全に歯垢や歯石を取り除くことはできません。
当院では口腔衛生の専門家である歯科衛生士が、患者さんのお口の中を優しく丁寧にクリーニングし、お口の中の環境を良好に保つサポートをいたします。
特に、虫歯は治療した後がもっとも再発しやすいため、治療後の患者さんは定期的にお口のクリーニングにご来院いただくことをオススメします。
キャナルコート歯科クリニック
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