- Q: 食べ物で気をつけるものはありますか?
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A: 堅い物を噛むと歯が割れることがあるように、あまりにも堅い物は避けた方がよいでしょう。普通に食べられる物であれば問題ないと思います。
- Q: 将来、体に害はありませんか?
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A: 害はないと考えていただいても差し支えありません。ただし、チタンアレルギーの方は注意が必要です。万が一チタンアレルギーがあった場合、しばらくすると抜けてしまうからです。
- Q: インプラントが歯周病になったらどうしますか?
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A: 度の場合は歯周病の治療を行います。重度の場合は手術が必要です。場合によっては抜くしかできないこともあります。とはいえ、定期検診に通うことで歯周病の予防ができます。
- Q: 他人にインプラント治療を受けたことがわかってしまいませんか?
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A: 外観からインプラントをしていることに気づかれることは、まずありません。
インプラント治療において重要なのが、前歯の治療です。近年この問題を解決すべく、さまざまなタイプのインプラントやそのパーツが開発されました。
これにより、食事中に外れたりカタカタ音がしたり、発音障害などもほとんど起こりません。インプラントは自分の歯と同じように何でも噛め、食事を楽しむことができます。
- Q: 手術後、腫れたりしませんか?
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A: 骨造成などの処置を併用した場合は外科的刺激が大きくなり少し腫れることがありますが、それ自体は手術に対しての当然の反応なので心配はありません。3~4日後に腫れがピークとなり、約1週間経てば完全に収まります。
- Q: 手術後の運動は大丈夫ですか?
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A: 手術当日はできるだけ運動は避けてください。体が温まると血流が盛んになり、痛みが出たり出血したりする原因となります。また体が疲れると抵抗力がなくなり、治りも悪くなります。翌日からは普段通り運動も大丈夫です。
- Q: 手術後の食事は大丈夫ですか?
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A: ほとんどの場合、術後3~4時間ぐらいで麻酔が切れます。しびれが切れれば食事をしても大丈夫です。ただ、できるだけ手術をしていない箇所で食べ物を噛んでください。また、できれば柔らかい物をお召し上がりください。栄養を摂れば抵抗力がつきますので、治癒も早まります。
- Q: 手術後のお風呂は大丈夫ですか?
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A: できれば軽いシャワー程度にしてください。体が温まると血流が盛んになり、痛みが出たり出血したりする原因となります。
- Q: 手術後の歯磨きはしてもよいですか?
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A: 手術した部位の歯磨きは避けてください。縫い合わせている糸が切れたり傷口が開いたりしますので、ほかの部位を歯ブラシでていねいに磨きましょう。汚れると感染の原因となるからです。
その際、歯磨き剤は使わないようにしてください。また、歯磨き後の「ぶくぶくうがい」もしないようにしましょう。どうしても、という方は軽くゆすいでツバを吐く程度でお願いします。
- Q: 薬は飲まなくてもよいですか?
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A: 痛みがなくても、抗生物質と痛み止めは服用してください。感染予防と炎症を和らげる効果があります。
- Q: 手術後は歯が抜けたままですか?
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A: ほとんどの場合、仮歯もしくは入れ歯を入れるようにしております。手術によってはすぐ入れられない場合もありますのでご相談ください。
- Q: 定期的な検診は必要ですか?
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A: インプラントはチタンのため虫歯にはなりませんが、歯周病にはなります。また歯周病になると非常に進行が早いため、予防するために定期的なクリーニングが必要です。
- Q: 自分の歯と同じように噛むことはできますか?
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A: インプラントはチタンのため虫歯にはなりませんが、歯周病にはなります。また歯周病になると非常に進行が早いため、予防するために定期的なクリーニングが必要です。
- Q: 手術後に注意することはありますか?
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A: 手術当日は、激しい運動、入浴(長湯しなければシャワー等は問題ありません)、飲酒も避けてください。また感染を防ぐため、出された薬をきちんと飲んでください。うがい薬は手術翌日から使い、患部を清潔に保ってください。
- Q: インプラントはどのくらいもちますか?
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A: 当院でのインプラントの10年生存率は98%超です。
インプラント学会でも、しっかりした診査・診断とCT等の充実した設備の元で治療を行った場合、同等の結果が得られると発表されています。
また、年配の方で天然歯は全て抜けてしまったが、インプラントはしっかり残っているケースもあります。つまり、天然歯に限りなく近い生存率を有していると言っていいでしょう。
インプラントの生存率に影響するのは歯周病です。お口の衛生状態が悪いとインプラントの寿命は短くなる場合もあります。
メインテナンスを行い、常に衛生状態を良好に保つことが重要です。
- Q:歯と歯ぐきの間、歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなった気がします
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A: インプラント体ともとの歯の根の太さが異なることに起因します。歯と歯ぐきとの隙間が天然歯のときとまったく同じ状態ではないことが関係しています。
もちろん人工歯を製作するときは詰まりにくいように色々な工夫をして設計するのですが、食べ物が詰まらない形態というのは、詰まってしまった汚れを取りにくく、歯磨きしにくい形態なのです。
歯磨きしやすい形態も考慮していますのである程度は歯ブラシでうまく対処していただくことが必要ですが、ちょっとした修正で改善できることもありますので担当医にご相談ください。
- Q: 噛み心地が少し違うのですが......
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A: 天然歯には歯と顎の骨の間に歯根膜というクッションがありますが、インプラントにはこのクッションがありません。そのため、噛んだときの力が骨に直接伝わります。周りの歯とのバランスを考えながら噛み合わせの調整をします。
- Q: インプラントをして数年後にインプラント体が動揺・脱落してしまった
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A: 多くの場合、インプラントの過重負担とインプラント周囲の感染症が原因です。
揺れているインプラント体を無理にお口の中に残しておくと周囲の骨がさらになくなってしまいますので、早期に取り除くべきです。インプラント体を取り除いて骨と粘膜が治るのを待ち、再び新しいインプラントを植立するか別の治療法を選択するかを検討します。
感染に関しては、インプラントも歯と同じように歯周病にかかることがあります。病気や免疫・体調の変化で、さらに加速することもありますから、日頃のプラークコントロールは重要です。また、ちょっとした噛み合わせの変化がインプラントをだめにしてしまうこともありますので、定期検診は必ず受けるようにしてください。
- Q: 鼻から頬にかけて感覚異常があるのですが......
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A: 上顎洞炎の可能性があります。上顎の上方には上顎洞という鼻に通じる空洞が存在します。(この上顎洞の役割は今だ解明されていません)
歯やインプラント体の先端はこの上顎洞と接近しているため、細菌感染が起きた場合、この上顎洞にも炎症が波及してしまう可能性があるのです。天然の歯でも見受けられる症状です。
- Q: 顎の骨が少なくなってきた気がします
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A: 歯槽骨(顎の骨)は、加齢とともにある程度吸収していきます。インプラント周囲骨も例外ではなく、骨はある程度失われていきますが、過重負担や感染、免疫のバランスが崩れると骨吸収はさらに加速します。
インプラント周囲骨が大きく吸収してしまった場合、もしかすると同じ部位へのインプラント再治療ができないかもしれません。その場合は別の治療法を検討することとなります。骨吸収をいかに最小限に抑えることができるかがインプラント治療の今後の課題です。
- Q: 頬や舌のあたりを噛んでしまいます
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A: 歯のない期間が長期に及ぶと、歯のなかったスペースに頬や舌が入り込んできます。
お口の中は環境の変化に順応しますので、しばらくすれば咬まなくなります。
- Q: 発音しにくくなった気がします
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A: お口の中の環境が変化したためです。これは慣れなのですが、慣れる期間については個人差があります。