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歯の周りの組織が細菌に感染されて引き起こされる歯周病。口腔内の病気ですので、日々の歯磨きを怠ることが発症の大きな要因になると思われがちです。
もちろん日々の歯磨きも重要ですが、歯周病は生活習慣病が原因となることもあります。
歯磨きをきちんとおこなっていても、生活習慣に問題があれば予防したり完治したりというのが難しいのです。
ここでは歯周病の原因になる恐れがある生活習慣にはどのようなものがあるのかご紹介します。
すべての生活習慣病において、食生活の改善は非常に大きなポイントであると言えます。
特に口腔内の病気である歯周病においては、食生活の改善が重要です。
歯周病の原因である歯垢(プラーク)は糖分をエサにして増殖していきます。
つまり糖分の多い食生活を続けていると、それだけ歯周病へのリスクが高くなるということ。また、歯周病は糖尿病とのかかわりも深く、糖尿病になりやすいと言われている「高カロリー」「高脂肪」「高塩分」の食事もできるだけ避けたほうが良いと言えます。
できるなら「ビタミン」「カルシウム」「タンパク質」「炭水化物」など、栄養バランスのとれた食生活を心がけるようにしましょう。
ほかにも食事の際は唾液の分泌を促すようにゆっくりよく噛んで食べる、間食を控えるというのもポイントになります。
人間の体は睡眠不足が重なると抵抗力が低下します。抵抗力が落ちれば細菌に感染しやすくなり、口腔内も歯周病菌に感染しやすくなるのです。
睡眠と歯周病がどう結びつくのか不思議に思っていた方もいるかもしれませんが、細菌に対する抵抗力を強くするために睡眠は重要なポイントになります。
また、睡眠不足はストレスの原因にもなります。
ストレスは抵抗力を低下させるだけではなく、睡眠時の歯ぎしりの原因になるなどの、歯周病の発症や進行を直接促すことにつながりかねません。
睡眠不足やそれによるストレスは歯周病以外にも多くの病気の引き金になります。睡眠時間は充分に確保するようにしてください。
喫煙者は非喫煙者の2~7倍ほど歯周病にかかるリスクが高くなると言われています。
タバコは歯周病を悪化させ、喫煙している限り歯周病は完治しないとも言われるほどです。
歯周病を予防したい、また歯周病を完治させたいと思っている喫煙者の方は、まず禁煙から始める必要があると言えるでしょう。
適度な運動は体の抵抗力を高めてくれます。
適度な運動は歯周病とかかわりの深い糖尿病の予防にもなりますし、またストレス発散にもなります。
運動のために時間を割くのが難しいと言う方もいるかもしれませんが、歯周病予防を考えるのであれば、日ごろから適度な運動をするように心がけてください。
ここで紹介したことを参考にして、生活習慣を見直し、しっかり歯周病予防をしてください。
キャナルコート歯科クリニック
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